半年ほど前にウインドウズXPではインストールよりそのあとのアップデートの方が時間がかかると書いた(過去記事)。いまは時間がかかりすぎることもあって購入したSP1でインストールしてるんだけど,それでもインストール直後に30個近いパッチを当てることになる。みんな,激しく怒るようなことぢゃないのかなぁ?
quote:マイクロソフト社などは,ウイルスを作成した人物の逮捕につながる情報に500万ドルの報償金制度を発表した。マイクロソフトは特にMSブラスト,ソービッグFの作者逮捕のために25万ドルを提供する。マイクロソフトは自身のコードを強化するでもなく,よそに責任を転嫁しようと決めたのだ。このアプローチは間違っており,逮捕ではウイルス作成は防げない。必要でないOSの機能を取り除いたり,パッチをいつでも当てられるようにアップデートを入れたCDを毎月送ったりした方がよい。
素晴らしい記事でした。感動した。まぁマックOS Xで不必要なポートが閉じられているというのは間違いな気もするけど(10.2ではファイル共有を行うとファイアウォールが働いたが,10.3ではそれも手動で行わなくてはいけなくなったような気がするけど…?),全体的な論調はステキです。まぁいまのZDNet Japanのアンカーデスクで読む価値があるのはこのロバート・バモシ氏だけだと思うが。
まずウイルス作成者を逮捕しよう,セキュリティパッチはずっとなくならない(CNET Japanの記事),というMSの考えは確実に間違っていて,物笑いの種なのだ。もちろん,パッチがなくなることはない。でも毎月数個の重要なパッチが必要になることは異常だ。MSがセキュリティに力を入れると云って(WIRED NEWSの記事),どれくらいの月日が経ったのかわかっているのだろうか? 一言でいえば,この会社の作るソフトは素人が作るもの以下,というより,人間的に失格の烙印を押されるものだ。
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